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# by aozorafoundation | 2011-04-28 18:50 | 事務局より

エコでつながる西淀川 助成金贈呈書

2011年、2012年の2年間、トヨタ財団の助成を受け、「エコでつながる西淀川~環境教育・資源回収でつながる高齢者と子供たち」という活動をスタートすることになりました。
(キックオフミーティングの様子はこちら

トヨタ財団より助成金贈呈書を頂きました。
4月9日10日に東京で、助成金贈呈式とワークショップが予定されていたのですが、震災の影響で中止になり、郵送されたものです。

トヨタ財団2010年度地域社会プログラムへの応募総数は709件
そのうち、助成決定団体数は39件です。

「エコでつながる西淀川~環境教育・資源回収でつながる高齢者と子供たち」は、そのうちの1つに選ばれました。
この助成で活動の輪が拡がるよう頑張りましょう!

トヨタ財団HP 
・選考評はこちら
・「エコでつながる西淀川」紹介ページはこちら
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# by aozorafoundation | 2011-04-27 19:26 | 西淀川ESD菜の花プロジェクト

東日本大震災の被災地視察 全日程

公害地域の再生を行ってきた財団としての今後の支援の在り方について検討するため、市民団体との連絡協議と被害地域の現状視察を行ってきました。限られた範囲ですが見聞きした話をレポートし、支援の参考にしていただければと思います。

[日時]2011年4月16日~21日

[訪問者]
高田研先生(都留文科大学教授、あおぞら財団理事)
藤江徹(あおぞら財団事務局長)
林美帆(あおぞら財団研究員)
南慎二郎(立命館大学政策科学研究科研究員:専門はアスベスト)
川崎倫(都留市地域おこし推進員)

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[訪問した地域]
岩手県の葛巻町、盛岡市、遠野市、大槌町、釜石市、陸前高田市、大船渡市を訪問しました。

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
        岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング

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# by aozorafoundation | 2011-04-27 10:22 | 東日本大震災

東日本大震災の被災地視察 6日目 遠野、盛岡

21日(木)
朝、お世話になっているSさんとお話しする時間がありました。
遠野はグリーンツーリズム、農業体験などで民泊を受け入れる素地があるとのこと。
当日は、バイオディーゼルアドベンチャー関係、遠野まごころネットのボランティアなど
総勢10人ほど宿泊されていました。
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大阪の私の自宅の近所のたこ焼き屋さんまでいました。びっくり。
中には、仕事を辞めて駆け付けた人もいました。
頭が下がるばかりです。

午後は盛岡に移動し、
岩手大学の三宅諭先生にお会いして、
今後のまちづくりについてお話を聞きました。
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津波被害については、人口構造物はやられたが自然地形は残っていること(三陸鉄道の場合は土盛り部分が残っている)、過去の津波被害の際に集落を再配置したことによって無事だった地域があること(但し過去の津波被害をもとにした津波予想を大きく超えた地域もある:大槌町や陸前高田市など)、川に沿って津波が上った地域もある、などの話を伺いました。
復興については、早期に復興へのプロセスを首長が示すことが重要(田野畑村の場合は、集落単位での仮設住宅への入居を目指している)、地震後に逃げる時間かせぎができるよう様々な対策(津波の勢いを押さえる防波堤や築林など)をとること、などを伺いました。
とはいえ、行方不明者が未だおられる現状では、復興の話をするのは難しいと言われました。三宅さんご自身も教え子を津波で亡くされておられる中、奮闘されておられます。

最期に、大阪からできることはないかと話をしました。例えば、住宅や被害を受けた酒造会社の復活資金を集めるために、三陸で獲れる鮭を大阪で販売するという「サケサケ・プロジェクト」(酒造会社が復活したらお酒を送ってもらえる特典付き)。
東北とはなかなか縁が薄い関西から、いろんな方法で現地の人たちと交流してつながりをつくりながら、関西から、東北の復興を応援していきたいと思います。
_________

ここからは個人的(林)な感想となります。

現地では携帯電話の通信速度も速くなく、
とりあえずつながるけれどつながりにくい状況でした。
(インターネットも。なぜでしょう・・・)
情報は、被災地外のほうが圧倒的にある状態です。
この落差にもどかしさを感じることも多かったです。
支援をしようとする人たちの情報を
現地の人が得られていないということが何度かありました。

また、子供たちともそうですが、
被災者の方たちとお話しするのはとても気を使います。
「お風呂入っていますか?」と尋ねたところ
「車があるから、宮古に入りに行ってるよ」
と答えてくれた人は、続けて
「家は残ったけれど、家族が全員流された」
と語ってくれました。
下矢作で語ってもらったようにコロコロとボランティアの人が変わることは
被災者のストレスになるでしょう。
でも、支援を続けるために、ボランティアのみんなが仕事を辞めて駆け付けるわけにはいかない。
長くても1週間にならざるを得ないのが現実でしょう。
難しいジレンマだなぁと思います。

現地に入るのが難しいからこそ、
支援の入ろうと思っている人と現地との壁が大きくなります。
現地と、支援をつなぐ人(ボランティアコーディネーター)の重要性を感じた次第です。
人と人をつなぐNPO的な力が現地で求められています。
しかし、現地は人が足りません。
人手も足りないし、つなぐ人も足りない。
圧倒的に人手が足りない。
支援物資を個人的に積んできたけれど
要望と違うものだった、数が足りないなどの理由で
そのまま帰った人もいると聞きました。
人も、情報もなかなかつながっていません。
それをつなげるのは人だと思います。

現地には、できれば足を運んだほうがいいと思います。
現地を見なければわからないことがたくさんあるからです。
現地のことを思ってということはCMで繰り返し言われていますが
足を運ぶことが一番だと思います。
そして、言葉は悪いですが
混沌とした現地で必要なことを見極める力は現地で養われるのでしょう。
現地に入るのは現地のためでもあり、
自分のためでもあるのだと私は思います。

そして、痛感したのは
日常からNPO活動をする大切さです。
NPO活動をしていれば、いろいろな属性の人たちに会い、
その思いをつなげることをしています。
だから、現地が求めているコーディネーターの力を持つことができます。
また、被害を受けたならば、遠野のように支援を行う組織を立ち上げることができる。
そして、マスコミとは違うネットワークから情報を持つことができます。
NPO活動が地域にあることの底力がこういう時に生かされるのではないかと思います。

今回の視察は、まちづくりを応援する時のための下地づくりといえるでしょう。
現地を見て、そこで暮らす人々と会い、その土地を思うことが
支援の原動力になると思います。
現地を見てきた責任を胸に、支援の道を探っていきたいと思います。

(林美帆)

[全日程]
訪問地と趣旨を記しています

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
        岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング

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# by aozorafoundation | 2011-04-27 10:10 | 東日本大震災

東日本大震災の被災地視察 5日目 陸前高田

20日(水)
陸前高田市の市会議員、菅野広紀さんの案内で陸前高田を見て回りました。

大槌町と同じように、こんな山のところまで津波が??という状態です。
陸前高田市の平野は広く、山から下ってきたところが、壊滅的で、再び心が重くなりました。日本酒の酔仙が有名ですが、酔仙のタンクが転がっています。

菅野さんから市役所の前で話を伺います。
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菅野さんは消防団員として遺体の捜索やがれきの撤去などされてきましたが、まだまだ片付かないこと。
市役所や社会福祉協議会、教育委員会の建物も流されてしまい、復興するにあたり、地元の人員が足りないこと。ボランティアを受け入れようにも、受け皿が作れないこと。皆が被災した状況で、地元の意見をまとめていくことの難しさ。
農地が海水につかり、砂が入り、このままでは耕作が難しいこと。
産業は養殖業者のウェートが大きいが、施設がすべて流されてしまったこと。

菅野さんはがれきに添えられた花を見つめ
「ようやく、花を添える余裕が出てきたのだなぁ」
とつぶやかれました。
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菅野さんと避難所になっていた市民体育館を歩きました。
津波で壁が壊れ、時計が津波の時間で止まっています。
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床は砂でおおわれています。
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床にマットがひかれていました。遺体を安置するためのマットだったそうです。

山手に新しく社会福祉協議会のプレハブが建てられていました。
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他府県から来られた社会福祉協議会の方たちが指揮をとって作業にあたっておられました。

午後は、菅野さんと別れ
バイオディーゼルアドベンチャーの方たちと共に下矢作のコミュニティセンターを訪れました。
バイオディーゼルアドベンチャーの方たちは、BDF精製機を車に積んで世界一周した方たちですが、昨年、あおぞら財団に来られたこともあります。
地震の際、花巻にいたことから、燃料がない時期から、支援物資を被災地に届ける活動を続けておられ、現在は、避難所を巡り、必要とされている事柄を聞きながら、物資の支援や作業ボランティアをされています。

下矢作の避難所で欲しいものはとの問いに
「足りています」とのこと。

もうすこし、丁寧に避難生活のことをお伺いしていると出てきた言葉が
「みんなで卵がけご飯が食べたい」とのこと。
「食べ物はここでまとめて作るが、分けるのが大変」
「集落排水の施設が壊れ、下水が流せなくて困っている」
「野菜が食べたい」などなど。
「食事作りのボランティアが来てくれているが、短期間で人が変わるよりも、できれば同じ人が来てくれる方がいい」
「他府県に行ってしまうと、陸前高田の情報が入らないので、この地を離れられない」
「建築制限が出ていて、建て替えも修理もできない。これかの生活の方針が見えない」
という声も聞くことができました。
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下矢作には鳥取から炊き出しが来ていました。
2度目だそうです。
前回に「刺身が食べたい」とのことだったので
刺身を持て来たとのこと。
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大船渡市の被害状況も見に行きました。
工場地域が被害を受けていました。
冷凍倉庫だと思われる建物からの異臭がひどく、鳥が群がっていました。

夜には、バイオディーゼルアドベンチャーの山田周生さんとお会いしました。
震災直後から、食べ物や支援物資、自転車や靴の配布、大工仕事など、被災者の声を細かく聞きながら、即座に柔軟に活動を休みなく続けてこられた姿に頭が下がります。
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この日も遠野の古民家、Sさん宅にお世話になりました。
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[全日程]
訪問地と趣旨を記しています

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
        岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング

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# by aozorafoundation | 2011-04-27 10:07 | 東日本大震災

東日本大震災の被災地視察 4日目 釜石(栗林)、大槌、遠野

19日(火)
午前中はねおすの活動に参加しました。
私は子供ケアのお手伝い。
避難所になっている近くの栗林小の体育館を訪問し、
一緒に遊ぼうと誘い出します。
雨が降っていたので、室内でサッカーや卓球、トランプゲームなどをやりました。
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大槌高校に入学する新高校生の3人が避難所に集まっていたので一緒に遊びました。
入学式に何を着ていくかの打ち合わせだったそう。

午後は、安渡小学校で岩崎松生大槌町会議員とお話ししました。現場は一生懸命で疲れてきていること、食と衣は大丈夫だけれど、後は住むところがまだ解決できていないなどのお話を伺いました。
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また、隣の吉里吉里小学校で森林協会によるお風呂の炊き出しが来ているとのことだったのでそちらの状況も見てきました。
こちらのお風呂は一度に20人は入れます。
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(大阪の森林ボランティアや大阪府警の方々にも出会いました)

安渡小学校で、北海道のトラックお風呂について説明しましたが、
1度に3人程度しか入れないと、全員が入れないので・・・と躊躇する声が上がりました。
300人もの集団生活では公平性が求められる難しさを垣間見ました。

一方で、赤浜小学校に北海道のトラック風呂が連休まで常駐することが決まりました。
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このお風呂は丸瀬さんが野外用の薪風呂を制作し、トラックの荷台に積み込んで、フェリーで宮城に上陸。その後、風呂に入りませんかといくつかの避難所を回ってみるが、どこからも断られて北上し、岩手に入って来られました。
「必要がないんだったら、帰ろうかなぁ」なんて丸瀬さんは言っていたのですが、せっかくの北海道からの善意が現地とつながることができ、本当に良かったなぁと思った次第です。

夜は遠野に戻り、遠野まごころネットの会議に出席しました。
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各団体がこれまでしてきたこと、今日行ったこと、これからの予定の情報共有を行います。
ここで、いろいろな団体やボランティアが活動していることがわかりました。
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会議後、菊池さんにあおぞら財団からまごころネットに車を提供することを報告。
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ワゴン車5台より、BDFで走るワゴン車1台のほうがうれしいとの声をもらいました。
遠野でも、廃油回収やBDFに注目しており、取り組み始めているところとのこと。
こういう緊急時ですが、ここでできたつながりを基に、環境にやさしい持続可能な社会を作っていくネットワークを作っていきたいと思いました。

この日で、高田先生と川崎さんは帰路につきます。
夜行バスに乗って東京です。バスは2台連なってました。
東北新幹線は4月30日開通なのだそうです。
それまでは、関東からも遠いのかなと思いました。
ボランティアの人も、北海道・大阪・神戸・香川・広島の方々と会いましたが、
東京の人には合わなかったような・・・(報道の方々には会いました)

私たち(藤江、南、林)は遠野の古民家、Sさん宅にお世話になりました。

[全日程]
訪問地と趣旨を記しています

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
        岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング

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# by aozorafoundation | 2011-04-27 10:06 | 東日本大震災

東日本大震災の被災地視察 3日目 遠野、釜石、大槌

18日(月)午前「遠野からの支援:遠野まごころネット」
盛岡市から遠野市に移動。穏やかな山郷の風景が広がる。所々に瓦や屋根が壊れた土蔵などを目にする。
NPO法人遠野・山・里・暮らしネットワークの菊池新一さんのお話を伺う。
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遠野は被災地になった湾岸部(大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市)の後方支援拠点となっており菊池さんは、遠野被災地支援ボランティア遠野まごころネットの副代表をされています。

「遠野まごころネット」は、岩手県沿岸部の被災者の方々を支援するべく、遠野市民を中心として結成されたボランティア集団です(4月4日現在参加団体社会福祉法人遠野市社会福祉協議会、被災地NGO協働センター、静岡県ボランティア協会、NPO法人遠野山・里・暮らしネットワーク、社団法人遠野青年会議所、遠野の風土と観光を考える連絡協議会、NPO法人遠野エコ・ネット、NPO法人ねおす、NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン)

菊池さんから、現在立ち上げようとしている「ヒューマン結ネットワーク事業」について説明を受けました。
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「沿岸部の被災地と内陸部の遠野は大体車で1時間程度で移動することができます。そこで遠野を拠点に、①ボランティア移送、②日帰り型サービス事業(避難所の希望者を日帰りで、入浴、昼食サービスをする事業)、③滞在型サービス事業(避難所にいる希望者を1週間程度ホームステイする事業)、④集落自活型避難所運営事業(集落公民館に避難所を開設、地域のコミュニティで運営)といった事業を行なうものです。朝、ボランティアを被災地に送り届けた車に被災者をのせて戻り、遠野の地域センターや民家で休憩したり、お風呂に入ったり、デイサービスやショートステイができるようにする。そして、夕方に被災者を載せて被災地に戻り、帰りはボランティアを乗せて帰るというシステムです。
http://touhokusb.blog39.fc2.com/blog-entry-30.html
遠野では、これまでも「遠野ツーリズム」を実施し、修学旅行の受け入れ農家は120軒あり、修学旅行の受け入れ農家は120軒。さらに、コミュニテイセンター10地区、それに10以上の集落公民館が設置されており、それらを活用できるとのこと。
http://touhokusb.blog39.fc2.com/blog-entry-30.html

被災者はなかなか被災地を離れることができない。だからこそ、行き来できる距離にある遠野で休んでもらって、自立できるように支援するという考え方です。同様の仕組みを内陸部に位置する市町村からの後方支援の手法として広げられないかということです。

しかし、立ち上がったばかりの任意組織では、資金も車両・ガソリンも乏しいとのこと。菊池さんは「今すぐ、マイクロバス1台とワゴン車5台を提供してほしい」と言われました。話を聞きに来る人は多いが、なかなか支援が実現しないという言葉に胸が苦しくなりました。

そこで、あおぞら財団として支援できないか、と大阪の事務所と電話連絡のやり取りを開始しました。検討の結果、ワゴン車を1台提供することになりました。そして、できれば西淀川区でも取り組んでいる廃油を活用して走る車両を提供したいと申し出ました。
とはいえ、資金の当ては未だありませんので、これから趣旨に賛同していただける方々からの寄付を大阪で募りたいと思います。みなさん、ご協力よろしくお願いします。

ついで、遠野駅近く「とぴあ」(スーパーマーケット)で食材を買い込んで被災地に向かいます。
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出発前は、ボランティアは自己完結と言われ、食料の確保を心配していました。ですが、一月が経過した内陸部には物資が届いており、スーパー、コンビニ、飲食店街は開店しています。ガソリンも問題なく給油することができました。なので、買い物や飲食、時には観光もし、現地にお金を落とした方が良いなと思いました。

午後に釜石市栗林地区に入りました。栗林地区は内陸部にあり、津波被害はありませんが、
沿岸部の住民が避難してきています。
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ここに北海道のNPO法人ねおすが拠点を設け、支援活動を行っています。
http://www.neos.gr.jp/index.html(HP)
http://blog.goo.ne.jp/neos_hokkaido(ブログ)
こちらに一泊させていただき、活動のお手伝いをしました。
また、割烹着が必要とのことだったので、あおぞら財団であつめた支援金を使って
盛岡のスーパーで買った割烹着を手渡しました。
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好評だったようです

私たちが到着したころに、北海道から4トントラックの荷台に自作のお風呂を積んでやってきた丸瀬さんも到着しました。
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このお風呂を使うためには、「水・排水・薪」が必要でした。この3つがそろう場所は「赤浜3丁目地区」だ!という情報が遠野まごころネットから入り、とりあえず行ってみようということになりました。

ここから湾岸部に降りて行くのですが、「ここは山でしょう」という場所まで津波が来ているのが分ります。湾岸部の現状は、言葉を失うばかりです。建物の上にはクルーザーが乗っかっていました。


防波堤も1部分崩れていました。地盤沈下と大潮の影響もあって、海面と地面がすれすれの状態。

赤浜3丁目は高台にありました。
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個人宅に避難されている方が多数いました。この地区には電気は通っており、水は、沢水をひいていました。
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ここで、理事の高田研先生の交渉術がさえます。地元の方に相談したところ、お風呂を沸かして入ってもらうことになりました。お水を汲みに来ている方などに「お風呂入りませんか?」と声をかけ7名の方にお風呂に入っていただくことができました。
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途中、女性3人の入浴中、ハプニングが起きます。
「湯加減はいかがですか?」
「排水ができないんですけれど・・・」
びっくりした私はとりあえずお風呂場へ。
排水溝を見ても異常はありません。
外の排水管を見ると、折れている部分で水が詰まっています。
急いで管の折れている部分を直して排水できるように応急処置を行いました。

被災地に女性の目線が必要とよく言われることですが、
入浴など女性しかサポートできないことがあるなと感じました。
女性同士なら話せるということもあると思います。

お風呂の用意をしていると
cookluckの車が北海道からやってきました。
支援物資を沢山つんでいます。
ここで、お店を広げようかと。

地域のリーダーに相談したところ、
物資は赤浜小学校に集約しているので
小学校に物資を持っていってほしいとのこと。
せっかくですから、物資を見てくださいと交渉したところ、
トイレットペーパーや紐、湯たんぽ、飲み物などをもらってくれることになりました。
ここでは、洋服類はいらないとのこと。(翌日、洋服類が必要な避難所に洋服は持って行きました)
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避難所ごとで、必要な物品も違い、
その細かい情報は現地に行かなければわからないと実感しました。
しかも、避難所のリーダーは男性たち。
女性が必要なものが、もしかしたら伝わっていないのかもと少し不安になりました。

夜は、栗林でみんなでごはんを作って食べ、
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http://blog.goo.ne.jp/neos_hokkaido/e/7fc6658e41623b4f1bbf54f08f8f11ca
西淀川子どもセンターから預かった義援金を手渡し、
明日の人員配置を考え、
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寝袋で就寝です。
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お世話になった「NPO法人ねおす」さんは、地域の声を細かく聞いて、支援したい人をつないでおられます。支援物資の調達やあおぞら喫茶、出張フリマ、子どもケアなど様々な支援を工夫して行なっておられます。ブログの更新も頻繁で、刻一刻と変化する被災地の実情がよく分ります。これからも、この栗林地区に腰をすえ、長期的に支援を継続し、将来的には、グリーンツーリズムなどで漁業や農業の復活を支援したい、この地が被災地のオアシスになればとおっしゃってました。

[全日程]
訪問地と趣旨を記しています

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
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# by aozorafoundation | 2011-04-27 10:01 | 東日本大震災

東日本大震災の被災地視察 1日目 葛巻

16日(土)「葛巻町・NPO森と風の学校へ」
藤江・林・南は午前中に飛行機で大阪伊丹→いわて花巻空港への移動。
飛行機は満席で、ほとんどを日本赤十字の救援隊で占められている。
残りの乗客も見るからに救援と報道といった感じで、被災地に関係した人たち。
レンタカーを借りてから、盛岡に移動。高速道路では、何台か自衛隊車両とすれ違うがそれほど多いわけではなく、一般車の方が多い。
写真は、到着した盛岡駅周辺ですが、盛岡駅周辺はなにも影響がないように見える。
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その後、自然エネルギーに取り組む葛巻町の森と風のがっこうを訪問しました。
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内陸部に位置する葛巻町では、地震当日は揺れたそうですが、被害は少ないとのこと。まだ雪が残る山奥に位置する同施設では、太陽光発電やコンポストトイレ・バイオガスプラントを導入し、楽しみながらエコロジカルな暮らしを実践し、子ども達を受け入れて環境教育などをされています。そうした経験を踏まえた支援として、①被災した地域の子ども達に関わり続ける(被災地への継続的な訪問やアニメーションキャラバンなど)、②仮設住宅や保育園などの施設への自然エネルギーの導入支援、③「風と森のがっこう」をさらに充実させ、子ども達に来てもらい自然の力で元気になってもらう、といったことを考えておられるとのことでした。さらに、葛巻町では山の尾根に沿って建てられた風力発電も見学しました。真下まで行きましたが、羽が回っている真下に行くと、はっきり言って怖い。
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[全日程]
訪問地と趣旨を記しています

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
        岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング

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# by aozorafoundation | 2011-04-27 09:58 | 東日本大震災

東日本大震災の被災地視察 2日目 盛岡

17日(日)「盛岡市・岩手ボランティアセンター訪問」
盛岡市に戻ってきて、岩手県立大学の山本克彦先生のお話を聞いました。
山本先生は岩手県災害ボランティアセンターに詰めて活動しています。
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ここの施設は、避難所になるとともに、全国から社会福祉協議会の方々がスタッフとして派遣されて、県内各地の災害ボランティアセンターの支援をはじめ、被災地への様々な支援を行なっておられます。岩手県内には、369箇所の避難所があり、41,728人の方が避難されています(うち避難所18,459人、在宅23,269人、2011.4.21現在)。

山本さんからは、各地の避難所での支援の状況などを伺いました。①被災地が広大であるため、現段階でも、支援物資と配送関係がまだ完全には構築されていないこと、②行政では行き届かない部分をNPOが担ってほしいと期待しており支援団体をつなぐ会議やMLを設けたとのこと、③大学生ボランティアの活躍やボランティア・コーディネートの必要性、④災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(http://www.shien-p-saigai.org/)や企業からの支援活動(例:学生支援にユニセフが協力してバスを出してくれていること、など)などの話を伺いました。NPO・大学/学生・企業・社協・自治体の連携が大きな力になっており、NPOもどこかの地域に拠点に、顔なじみになって支援を続ける大切さなどを教えていただく。
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[全日程]
訪問地と趣旨を記しています

[日程] 各日ごとの記事とリンクしています
16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 
17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問
18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 
        npo法人 ねおす 活動参加

19日(火) 大槌(町会議員の方) 
       遠野まごころネットの会議に参加

20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流   
        バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談    
      
21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 
        岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング

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# by aozorafoundation | 2011-04-27 09:58 | 東日本大震災

はじめての「月イチ会」27人参加

あおぞらイコバで、月一回の催しをしていこうと、
はじめた「月イチ会」。
2011年4月22日(金)はお話を聞く会と題して、
あおぞら財団の藤江と林が「東日本大震災 被災地ルポ」を
おこない、27人が参加しました。
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岩手県の遠野でボランティア活動をするNPOからは、
「人やモノを動かすための、ワゴン車やマイクロバスが今すぐ必要だ」
という緊急の切実な要求があったとのことです。
大阪から支援できること、私たちもお手伝いできたらと思います。
この会場でも多くの人に活動支援金にご協力をいただきました。

藤江と林の報告については、こちらのブログをご覧ください。
http://aozorabsw.exblog.jp/14677060/
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そして、
参加者の中からは、西淀川区社会福祉協議会の阪本さんから
岩沼を訪問したときのお話がありました。

沿岸部と内陸部では、人々の気持ちに温度差があること、
物資はあるのに、うまく配分されていないこと、
人・モノ・金・情報がうまく機能することが、本当に大事だと
実感した、など、現地の様子と阪本さんの感じたことが語られました。

視覚障害をもつ参加者からは、「障害者の人はどうしていましたか?」という
質問がありました。
藤江や林、そして阪本さん、共通して、障害をもった人と会う機会がなかった
そうです。
障害をもった人たちがどうされているのか、まだ、きちんとした把握ができて
いないとのことです。

ガレキ撤去のときに発生するアスベストのことも心配です。
漁村で古い木造家屋が多いところは、建物よりも、船に使用されて
いるアスベストが問題だということでした。

今後、どんなまちづくりを考えていくのかという点では、
自然エネルギーを活用したまちづくり、時間かせぎが出来るまちづくり
といった考えが報告者から述べられました。
「時間かせぎ」とは、地震や津波が発生したとき、逃げる時間を
確保できるような、まちづくりということだそうです。
これは、被災地の人がおっしゃっていたそうです。

津波によって、どこも甚大な被害があるものの、
「自然に近い地形のところは残っている」、という話を報告者から聞くと、
私たちが自然から学ぶべきものが、そこにあるように思いました。

私たちが活動する大阪市西淀川区にも、被災地から19世帯が
避難してきておられます。

東日本大震災の被災地、そして、被災された方々への支援は、
あおぞら財団としても、取り組んでいきたいと思っています。

人、モノ、情報・・・いろんなものを、つなげて、つなげて、
つなげることで、大阪の地でも何か支援ができるのでは
ないでしょうか。


鎗山善理子(あおぞら財団スタッフ)
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# by aozorafoundation | 2011-04-26 21:46 | あおぞらイコバ