国際教育セミナー 

食と交通と環境を学ぶフードマイレージ買い物ゲーム
大阪経済大学 中原佳穂
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2008年8月2日、JICA大阪でJICA国際教育セミナーが開催されました。あおぞら財団では、「買い物から環境と交通を考える」をテーマとし、買い物ゲームを通してフードマイレージについて参加者の皆さんに学んでいただきました。
午前中の参加者は20名で、ほとんどの方が学校の先生でした。セミナーはまず、買い物ゲームから始まりました。現代の春チーム・夏チーム、1970年の春チーム・夏チーム、各5名ずつに分かれてゲームを行っていただきました。
メニューを決める際、皆さん普段通り自分の食べたいものから自由に楽しんで、メニューを決めていました。しかし、全てのチームに家庭科の先生がいらっしゃったことから、各チームのメニューは彩りや栄養価が計算されていたり、旬の素材にこだわるなど、とても素晴らしいものとなりました。中には、出来上がったメニューを模造紙に書く際、下書きをして料理の配置にまでこだわるといったチームもありました。
メニューを決め、各チームの発表が終わった後は、コック姿に扮したあおぞら財団林さんよりフードマイレージについての講義です。フードマイレージとは、食料が生産地から消費者に届くまでの、「食材の量×生産地から消費地までの距離」のことです。セミナーでは、分かりやすくするためにフードマイレージにCO2排出係数をかけることで食材が消費されるまでのCO2の量を☆の数で表しています。
各チーム、自分たちの使った食材の☆の数を確認して、驚きの声をあげていました。また、買い物手段として車を使用した現代夏チームは☆の数が合計142個となりダントツのトップとなりました。1970年春チームの10個が一番少なく現代夏チームはその10倍以上となってしまいました。この要因として挙げられるのは、食生活の変化により輸入量が増えたことと、国内での食材の輸送手段が鉄道から車へと変化したことです。
今回のセミナーを通して皆さんにはフードマイレージについて学んでいただきました。セミナーの最後にはまとめとして、フードマイレージを減らすためにはどうすればいいのか、参加者の方に政策を考えていただきました。農業政策に力を入れると考えた人、車のCO2排出量を減らすと考えた人、様々な意見が飛び交いました。何が正解というわけではありません。買い物ゲームを通してフードマイレージについて皆さんに考えるきっかけを作ることがあおぞら財団のねらいです。
今回、私の目的は自分でフードマイレージについて講義できるようになることです。そのためにボランティアとして参加させていただきました。林さんのフードマイレージについての講義を参加者の皆さんと一緒に受け、フードマイレージの基礎知識、日本の食の時代背景から環境への影響を学びました。また、座学だけでなく買い物ゲームを通し学ぶことで、参加者の皆さんは楽しく、フードマイレージ・環境問題について考えるきっかけが作れるんだと思いました。
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by aozorafoundation | 2008-08-11 16:45 | フードマイレージ
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