カテゴリ:村松理事のコラム( 4 )

明日から第2回韓日環境弁護士交流シンポ

明日、今年2月から準備してきました韓日交流シンポに行ってきます。台風情報に戦々恐々としていましたが、今のところ大丈夫のようで安心しています。総勢50名余りの訪韓団、メンバーも上は80才代から下は20代まで、弁護士はもちろん、公害患者、学者、研究者、環境運動家、平和運動家、学生など多彩です。25日は清渓川復元工事の視察、26日はシンポと交流会、27日は早朝から深夜まで(おそらく)セマングム干拓工事の視察と、いつものことながら、私がコーディネイトしたため過密スケジュールになってしまいました。
韓国環境省からのあいさつ、同時通訳、報告集の編集など、韓国側の意気込みもひしひしと伝わってきます。
とは言え、侵略戦争と植民地支配に対する反省を拒否する日本政府の政治姿勢によって、今、韓国と日本の関係は冷え切っています。しかし、そうしたときこそ、公害根絶と環境保全を共に追求している私たちのような市民間の膝をつきあわせての交流が求められているのではと思っています。
前回同様、旧知の友人のような親しい交流と意見交換ができれることと確信しています。
新しい出会い、新鮮な刺激、温かいつながり、いろんな期待を持っての出発です。
帰国後は、交流シンポの報告をしたいと思います。
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by aozorafoundation | 2005-08-24 17:38 | 村松理事のコラム

廃プラスチック処理の危険性

 「廃プラスチックから有害化学物質が出る」と言われても、えー本当?という感じではないでしょうか。でも、本当です。実は、すでに「杉並病」で大問題になり、公害等調整委員会は、「杉並病」は、廃プラを含むゴミを圧縮梱包している杉並中継所が原因であるという結論を出しています。廃プラに機械的な力を加わえたり、熱処理などを行うと、ベンゼンやトルエン、ノルマルヘキサンなどの化学物質が発生し、これらの化学物質は、めまい、吐き気などを伴ういわゆる「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」などの原因物質であり、発ガン性も指摘されています。
 ところが、寝屋川市や枚方市などの北河内4市は、十分な環境アセスメントも行わないまま、寝屋川市打上地区に共同で大規模な廃プラの圧縮梱包施設を建設しようとしています。それに隣接して廃プラを熱処理などしてパレット製造を行う民間工場も操業を始めています。
 こうしたことから、去る8月3日、寝屋川市の住民が、2つの廃プラ処理施設の建設と操業差し止めを求める裁判を提起しました。建設予定地域には、すでに清掃工場があり、1日交通量10万台を超える第2京阪国道の建設も進められています。このままでは、自動車排ガスからの有害化学物質も加わって、建設予定地域一帯は有害化学物質の大変な複合汚染が進行することにもなります。
 近時のアスベスト汚染の広がりを見ると、微量でも深刻な健康被害を与える恐れのある有害化学物質に関しては、被害が出る前に汚染を差し止めること、これがいかに重要であるかを教えています。
 四日市公害、西淀川公害、アスベスト・・・・、もう公害被害を繰り返すことは止めたいものです。
 そのためには、予防原則の重要性をもっともっと訴えていきたいものです。
 私が弁護団長ですので、これからも裁判の情報を提供したいと思っています。
 
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by aozorafoundation | 2005-08-07 17:30 | 村松理事のコラム

日韓の公害環境弁護士の交流

 韓流ブームの一方で歴史問題や竹島問題など何かと問題の多い日韓関係、でも、公害環境の分野では市民レベルでの交流が着実に進んでいます。
 この8月26日、27日の2日間、ソウルで、公害環境裁判に取り組んでいる弁護士を中心に、公害患者、環境運動家、研究者などが集まって、公共事業による環境破壊など両国で共通する課題を取り上げた活動交流などを行う、「第2回韓日公害環境問題交流シンポジウム」が開催されます。日本側の公害弁連と環境法律連盟、韓国側の環境法律センター、環境訴訟センター、「民弁」環境委員会が共催です。日本からは弁護士30名をはじめ50名近くが参加します。大規模干拓が問題となっているセマングム干拓工事現場や高速道路を撤去して川の復元を行っている清渓川復元現場などの視察も計画されています。
 3年前の第1回シンポ以後、日本でも韓国でも裁判や運動の新たな前進が見られます。会員数10万名近くの環境NGOの誕生など、韓国の環境運動の盛り上がりは目を見張るものがあります。
 今回も、新たな出会いと夜遅くまでの語らいなど、大いに刺激を受け、日韓の連携を深めたいと思っています。
 結果はまた報告させてもらいます。
 
 
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by aozorafoundation | 2005-07-29 12:04 | 村松理事のコラム

はじめまして

e0024067_21324445.jpg私は、今年7月からあおぞら財団の専務理事をしています。本職は弁護士、西淀川公害裁判に携わったことから、あおぞら財団に関わることになり、現在は週2~3日は財団事務所に通っています。諸外国では弁護士が環境NGOの役員を務めることは結構多いようですが、日本ではあまり例がなく、やって見たいこと、やりたいことは多くても、何ができるかはこれからです。現実の公害発生や環境破壊に対する裁判等にも取り組みながら、環境再生、地域再生の仕事もと少々欲張りですが、新たな挑戦に意欲を持って取り組んでいます。
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by aozorafoundation | 2005-07-20 21:33 | 村松理事のコラム