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「日中の公害・環境問題を考える学生セミナー」開催と参加者募集のお知らせ

 近年、中国をはじめとするアジア諸国での環境汚染、公害問題が数多く報告されています。都市部での深刻な大気汚染や水不足、工業地域での河川や土壌の汚染は、多くの人々の健康に悪影響を及ぼしています。劇症型の被害こそ見られなくなったものの、日本もまたその例外ではありません。更に、グローバルな経済活動が展開される中での今日の公害・環境問題は、地域や国を越えた形で発生し、原因が複雑でますます見えにくいものになっています。こうした問題をどのように捉え、解決していったらよいのでしょうか。
 あおぞら財団では、日本の公害経験を広く国内外に発信していくことを通じ、現在の公害・環境問題の解決に少しでも寄与していきたいと考えています。昨年度から中国への情報発信事業を本格化し、日中の公害被害者救済のためのネットワークの構築を進めています。この度、その一環として、今後の公害環境問題の解決の担い手である若者同士の交流企画を企画しました。
 今回のセミナーは、日本の大学生と中国からの留学生を対象に、日本の公害経験を学び、今後のアジアの公害・環境問題の解決に向けて、自分達は何ができるのかを考えることを目的とするものです。その際、日本の学生も中国の学生も同じアジアの一員であるという認識を共有することを重視します。公害・環境問題に関心を持つ学生へリアルな情報提供を行ない、日中の学生が互いに理解を深め合うことができればと思います。
 つきましては、セミナーへの参加者を募集します。お知り合いの学生にも広くお声かけいただけると幸いです。ご協力、よろしくお願いいたします。



【日時】2009年1月25日(日)13時集合(終了後、懇親会)
  ※当日のプログラムとタイムスケジュールは、別途お知らせします。
【場所】あおぞらビル3F グリーンルーム
(JR東西線御幣島駅から徒歩3分。アクセス
【主な内容】
○講義:「アジアの公害・環境問題-法律家・NGO同士の日中交流の取り組み-」
   講師:村松昭夫(弁護士・あおぞら財団常務理事)
○グループディスカッション
【対象者】公害・環境問題に関心を持つ大学生、中国からの留学生(約20名)
【参加費】無料
【申し込み締め切り】2009年1月16日(金)
【申し込み方法】
 セミナーへの参加を希望される方は、事前に下記の連絡先まで、①お名前、②連絡先(携帯、PCメールアドレス)をお知らせください。折り返し確認の連絡をさせていだたきます。また、当日の交流材料のために、簡単なアンケートを配布させていただきます。ご記入の上、当日ご持参ください。(※いただいた個人情報は本セミナー以外の目的には利用しません。)
以上
【連絡先】
 〒555-0013 大阪市西淀川区千舟1-1-1あおぞらビル4F
 (財)公害地域再生センター(あおぞら財団) 担当:藤江・入江・新井
 TEL:06-6475-8885/FAX:06-6478-5885
 Email:webmaster@aozora.or.jp ホームページ
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by aozorafoundation | 2008-12-22 13:13 | 国際交流

「市民活動のためのアセスメント講座」岡山開催に向けての実行委員会(?)的な交流会

11月29日、岡山市の喫茶店ラグリマで開かれた「市民活動のためのアセスメント講座」岡山開催に向けての実行委員会(?)的な交流会には、NPOで活動する人、行政関係者、市会議員、環境問題に関心を持つ市民ら11人が参加。

2009年2月、岡山県で初の開催となる「市民活動のための環境アセスメント講座」(環境再生保全機構主催)に向けて交流しました。

ワークショップでは、環境への関心を自己紹介したあと、あおぞら財団の上田から、環境アセスメントとは、身近な環境をマップにする活動紹介などの話題提供。

「こんなマップを作ってみたい」を出し合い交流しました。

ワークショップの感想を紹介します。

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環境アセスの実行委員会的交流会に参加して

「アセスメントの会・・・どんな会なんだろう?」とマリンライナーの中で不安半分、興味半分でしたが、いざ会場に着いてみると和気あいあいとした雰囲気でほっとしました。

自己紹介ではいろいろな立場の方がそれぞれの思いを持って参加されており、まず最初に思ったのは「アセスメントは様々な主体が関わるものなんだなぁ。」ということでした。

続いて行われたワークショップではアセスメントをとても分かり易く、身近に感じることができました。
「アセスメントをテーマにワークショップ」というと難解に聞こえますが、上田さんの進行に参加者の気持ちがどんどん引き出され、多くの意見を聞くことができました。

「アセスメント」は難しくてなかなか理解しずらいもののように思えます。
けれども今回参加して、アセスは私たちが社会生活を営んでいく上で避けては通れないもの、住民参加があって初めて生かされるものだということを痛感しました。
参加者の1人が「アセスメントはみんなが主役」とお話されていましたが、まさにその通りだと思います。(実は勢いで2月の講座に申し込みました!)

まだまだアセスメント初心者ですが、「もっと知りたい」と思える、そんな会に参加できたことに感謝しています。

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by aozorafoundation | 2008-12-09 17:24 | 環境アセスメント

第90回矢倉海岸定例探鳥会

第90回矢倉海岸定例探鳥会

 記念すべき第90回の探鳥会が開催されました。毎月第1土曜日に日本野鳥の会大阪支部と共催、今月は12月6日(土)でした。
 この日は、最高気温7度と、この冬一番の冷え込み。川沿いの風を顔に受けると、実際の体感温度はもっと低く冷たく、頭の先から骨の芯まで凍えました。
 場所は淀川と神崎川河口にはさまれた区内の矢倉緑地。参加者は朝9時30分に阪神電鉄西大阪線福駅に集合、大野川緑陰道路~淀川河口右岸~福の船だまり~矢倉海岸の干潟(神崎川河口)を約3時間で観察します。
 天気は晴天でしたが、風がよく吹きました。参加は12人、初めての方が2人(1人は大学生)、確認数は合計30種でした。
 最初に大野川緑陰道路でメジロの鳴き声を聞きました。また、緑道では、最後の名残と見事に紅葉したもみじを堪能しました。
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 緑陰道路の終点に位置するヨドコウ(工場)の屋根に小さいですが、シギが止まっているのが分かるでしょうか?
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 野鳥の会の方の五感はすばらしく敏感です。目や耳などをフルに活用して、ついつい見逃してしまいがちな遠くにいる鳥や小さな鳥、姿は見えなくても鳴き声などで、すばやく野鳥をキャッチします。
 淀川の河口にでると淀川で約300~400羽のカモがお出迎えしてくれました。この中で、ハジロカイツブリを発見。普通のカイツブリより少し大きく、カンムリカイツブリより、少し首が短く小さい大きさです。黒い点のように見えるのがカモです。
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福の船だまりまで進むと、左手の端にセグロカモメ、右の船の端にオオバンを見ました。セグロカモメのくちばしが黄色くて、とても鮮やかでした。
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 やっと神崎川河口に到着し、本日のメインイベント、カモの大群との対面です。この日は約4000羽。うち、7割がスズガモでした。また、ゆうゆうと空を舞うミサゴとも出会うことができました。
 熱心に観察を続ける皆さんの横で、私を含む約3名は草刈に専念。来年の探鳥会とガン・カモ調査に備えて、一足早い大掃除ならぬ雑草の大伐採をしました。おかげで観察スポットも確保でき、広々とフィールドスコープを置くことができます。
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 掃除を終えると、大カマキリの卵が密着して塊となり分泌物で覆われた卵鞘(らんしょう)が出現しました。半年後にはこの中にある約200個のカマキリの赤ちゃんが誕生するそうです。ちょっと迫力を感じました。
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 最後に、ヒバリやウグイスの鳴き声に耳を傾けながら、鳥合わせをして解散しました。野鳥の会からのお知らせとして、12月20日(土)に室内例会の開催案内や、通天閣で野鳥の会が発行しているカレンダーの原画展を展示しているなどの紹介がありました。
 また、この日から、野鳥の会リーダーの担当の方が3人に増えました(2人が男性、1人が女性)。ますます、教えていただけることが多くなりそうです。手作りのカップケーキの差し入れもあり、とても充実した一日でした。

■本日観察した野鳥の種類(30種)
  ハジロカイツブリ(約10羽)、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、コガモ、
  オオヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ(約20羽)、
  キンクロハジロ(あまり多くない)、スズガモ(カモ全体の約7割)、ミサゴ(2羽)、
  トビ、オオバン、イソシギ、セグロカモメ、ウミネコ、キジバト、ヒバリ、
  ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、シジュウガラ、
  メジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス

■次回のお知らせ
 2009年(平成21年)1月3日(土)午前9時30分・阪神電鉄西大阪線福駅集合

■1月恒例ガンカモ飛来調査
 2009年(平成21年)1月11日(日)午前10時・阪神電鉄西大阪線福駅集合
  渡り鳥の飛来数を数えます。お持ちの方はカウンターをご持参下さい。

 今日はあまり鳥の写真が撮影できていません。野鳥の会の大阪支部のホームページを、
ぜひ、ごらん下さい。

◎日本野鳥の会大阪支部のHPはこちら

◎あおぞら財団・矢倉定例探鳥会のHPはこちら

記:あおぞら財団・矢羽田薫
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by aozorafoundation | 2008-12-08 15:24 | 矢倉海岸探鳥会

きのくに国際高等専修学校の皆さんが来館されました

先週11/26(水)、エコミューズでは、きのくに国際高等専修学校(和歌山県橋本市)の生徒さん8名・先生1名の見学を受け入れました。
午前10時、阪神出来島駅に集合。まずは、大量の大型車が行き交う国道43号、大気測定局のある出来島小学校を経由して、あおぞら苑へと向かい、大野川緑陰道路を歩いてエコミューズに到着しました。
・大型車の走る国道43号
大気汚染の現状と、裁判後に行われた公害対策を説明しました。
騒音がうるさい?
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・あおぞら苑を訪れる
裁判の和解金で作られたデイサービス施設(あおぞら苑)を訪問。公害患者の北村ヨシエさんと施設長の辰巳致さんからお話を伺う。
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・大野川緑陰道路を歩く
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午後からはまず、西淀川公害やあおぞら財団についてのDVDを鑑賞。そして、公害患者の語り部・永野さんにお話をしていただきました。
・永野さんのお話を聞く
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永野さんのお話に触れて、皆さんからは、被害の大きさ、健康を害した苦しみを初めて知った驚きとともに、「どうしてそんなに苦しいのに、運動を頑張れたのだろう。私だったら出来ない」、「どうして前向きに、この場所で運動に取り組めたのだろう。私だったらよそへ引っ越して、逃げてしまう」という意見が出されました。「もし私だったら、どうするか」と、自分のことのように考える皆さんの姿が、とても印象的でした。
また、裁判の早期解決を訴えるビラや証言記録、文集や写真など、さまざまな資料を閲覧してもらいました。そして、どういう資料だったか、何を感じたかを発表してもらい、意見交換を行いました。
・生の資料に触れる
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皆さんからは、「こんなに苦しい思いをしているなんて、想像していなかった」「寝る時間は、私にとっては嬉しい、幸せな時間なのに、患者さんにとっては苦しい時間なんだということに、ショックを受けた」「それなのにどうして、前向きに運動を頑張れたのだろう?」  といった意見や疑問が、次々と出されました。
・感じたことを分かち合う
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「西淀川のことや大気汚染のことを、今まで知らなかった。知れてよかった」「私だったらどうするだろう、何が出来るんだろう」との皆さんの声に、私たちスタッフも、元気をもらった一日でした。ありがとうございます。(もりもとまき・エコミューズ資料整理スタッフ)
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by aozorafoundation | 2008-12-04 12:18 | 資料館(エコミューズ)

東アジア環境市民会議

2008年10月11日(土)、新潟市の朱鷺メッセ国際会議場マリンホールで開かれた『第4回東アジア環境市民会議「東アジアの水汚染と健康~新潟水俣病の経験に学ぶ~阿賀から東アジアへ」』(主催:東アジア環境情報発伝所、新潟水俣病安田患者の会)に参加してきました。

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会議の主催団体である東アジア環境情報発伝所は、各国の最新の環境情報を発信するとともに、「顔と顔のみえる関係づくり」を目指して、2002年から日本、韓国、中国の市民や環境NPOの交流を続けています。

会議には中国・韓国からの参加者約40名を含む150名が参加し、東アジアの環境汚染と公害被害の実態と市民の取り組みについて、交流しました。

多くの報告の中でも特に印象深かったのは、中国の環境NPOの緑家園の取り組みです。日本のメディアでは、中国国営企業による環境汚染が大変大きく紹介されますが、実は多国籍企業による公害も多々発生しているそうです。

緑家園は、ネットで環境への取り組みに積極的な企業や環境汚染の著しい企業名を公表することで、市民に汚染企業製品のボイコットやグリーン購入を促す取り組みを行っています。

残念ながら、有名な日本企業も汚染企業のリストに入っているそうです。
公害・環境問題を他のアジア諸国よりも一歩先に経験、「克服」した国として、市民も企業ももっともっと自覚を高めていかなくては!と感じました。(I)
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by aozorafoundation | 2008-12-01 16:56 | 国際交流