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by aozorafoundation
| 2011-04-28 18:50
| 事務局より
2011年、2012年の2年間、トヨタ財団の助成を受け、「エコでつながる西淀川~環境教育・資源回収でつながる高齢者と子供たち」という活動をスタートすることになりました。
(キックオフミーティングの様子はこちら) トヨタ財団より助成金贈呈書を頂きました。 4月9日10日に東京で、助成金贈呈式とワークショップが予定されていたのですが、震災の影響で中止になり、郵送されたものです。 トヨタ財団2010年度地域社会プログラムへの応募総数は709件 そのうち、助成決定団体数は39件です。 「エコでつながる西淀川~環境教育・資源回収でつながる高齢者と子供たち」は、そのうちの1つに選ばれました。 この助成で活動の輪が拡がるよう頑張りましょう! トヨタ財団HP ・選考評はこちら ・「エコでつながる西淀川」紹介ページはこちら #
by aozorafoundation
| 2011-04-27 19:26
| 西淀川ESD菜の花プロジェクト
公害地域の再生を行ってきた財団としての今後の支援の在り方について検討するため、市民団体との連絡協議と被害地域の現状視察を行ってきました。限られた範囲ですが見聞きした話をレポートし、支援の参考にしていただければと思います。
[日時]2011年4月16日~21日 [訪問者] 高田研先生(都留文科大学教授、あおぞら財団理事) 藤江徹(あおぞら財団事務局長) 林美帆(あおぞら財団研究員) 南慎二郎(立命館大学政策科学研究科研究員:専門はアスベスト) 川崎倫(都留市地域おこし推進員) [訪問した地域] 岩手県の葛巻町、盛岡市、遠野市、大槌町、釜石市、陸前高田市、大船渡市を訪問しました。 [日程] 各日ごとの記事とリンクしています 16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問 18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 npo法人 ねおす 活動参加 19日(火) 大槌(町会議員の方) 遠野まごころネットの会議に参加 20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流 バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談 21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング #
by aozorafoundation
| 2011-04-27 10:22
| 東日本大震災
21日(木)
朝、お世話になっているSさんとお話しする時間がありました。 遠野はグリーンツーリズム、農業体験などで民泊を受け入れる素地があるとのこと。 当日は、バイオディーゼルアドベンチャー関係、遠野まごころネットのボランティアなど 総勢10人ほど宿泊されていました。 大阪の私の自宅の近所のたこ焼き屋さんまでいました。びっくり。 中には、仕事を辞めて駆け付けた人もいました。 頭が下がるばかりです。 午後は盛岡に移動し、 岩手大学の三宅諭先生にお会いして、 今後のまちづくりについてお話を聞きました。 津波被害については、人口構造物はやられたが自然地形は残っていること(三陸鉄道の場合は土盛り部分が残っている)、過去の津波被害の際に集落を再配置したことによって無事だった地域があること(但し過去の津波被害をもとにした津波予想を大きく超えた地域もある:大槌町や陸前高田市など)、川に沿って津波が上った地域もある、などの話を伺いました。 復興については、早期に復興へのプロセスを首長が示すことが重要(田野畑村の場合は、集落単位での仮設住宅への入居を目指している)、地震後に逃げる時間かせぎができるよう様々な対策(津波の勢いを押さえる防波堤や築林など)をとること、などを伺いました。 とはいえ、行方不明者が未だおられる現状では、復興の話をするのは難しいと言われました。三宅さんご自身も教え子を津波で亡くされておられる中、奮闘されておられます。 最期に、大阪からできることはないかと話をしました。例えば、住宅や被害を受けた酒造会社の復活資金を集めるために、三陸で獲れる鮭を大阪で販売するという「サケサケ・プロジェクト」(酒造会社が復活したらお酒を送ってもらえる特典付き)。 東北とはなかなか縁が薄い関西から、いろんな方法で現地の人たちと交流してつながりをつくりながら、関西から、東北の復興を応援していきたいと思います。 _________ ここからは個人的(林)な感想となります。 現地では携帯電話の通信速度も速くなく、 とりあえずつながるけれどつながりにくい状況でした。 (インターネットも。なぜでしょう・・・) 情報は、被災地外のほうが圧倒的にある状態です。 この落差にもどかしさを感じることも多かったです。 支援をしようとする人たちの情報を 現地の人が得られていないということが何度かありました。 また、子供たちともそうですが、 被災者の方たちとお話しするのはとても気を使います。 「お風呂入っていますか?」と尋ねたところ 「車があるから、宮古に入りに行ってるよ」 と答えてくれた人は、続けて 「家は残ったけれど、家族が全員流された」 と語ってくれました。 下矢作で語ってもらったようにコロコロとボランティアの人が変わることは 被災者のストレスになるでしょう。 でも、支援を続けるために、ボランティアのみんなが仕事を辞めて駆け付けるわけにはいかない。 長くても1週間にならざるを得ないのが現実でしょう。 難しいジレンマだなぁと思います。 現地に入るのが難しいからこそ、 支援の入ろうと思っている人と現地との壁が大きくなります。 現地と、支援をつなぐ人(ボランティアコーディネーター)の重要性を感じた次第です。 人と人をつなぐNPO的な力が現地で求められています。 しかし、現地は人が足りません。 人手も足りないし、つなぐ人も足りない。 圧倒的に人手が足りない。 支援物資を個人的に積んできたけれど 要望と違うものだった、数が足りないなどの理由で そのまま帰った人もいると聞きました。 人も、情報もなかなかつながっていません。 それをつなげるのは人だと思います。 現地には、できれば足を運んだほうがいいと思います。 現地を見なければわからないことがたくさんあるからです。 現地のことを思ってということはCMで繰り返し言われていますが 足を運ぶことが一番だと思います。 そして、言葉は悪いですが 混沌とした現地で必要なことを見極める力は現地で養われるのでしょう。 現地に入るのは現地のためでもあり、 自分のためでもあるのだと私は思います。 そして、痛感したのは 日常からNPO活動をする大切さです。 NPO活動をしていれば、いろいろな属性の人たちに会い、 その思いをつなげることをしています。 だから、現地が求めているコーディネーターの力を持つことができます。 また、被害を受けたならば、遠野のように支援を行う組織を立ち上げることができる。 そして、マスコミとは違うネットワークから情報を持つことができます。 NPO活動が地域にあることの底力がこういう時に生かされるのではないかと思います。 今回の視察は、まちづくりを応援する時のための下地づくりといえるでしょう。 現地を見て、そこで暮らす人々と会い、その土地を思うことが 支援の原動力になると思います。 現地を見てきた責任を胸に、支援の道を探っていきたいと思います。 (林美帆) [全日程] 訪問地と趣旨を記しています [日程] 各日ごとの記事とリンクしています 16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問 18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 npo法人 ねおす 活動参加 19日(火) 大槌(町会議員の方) 遠野まごころネットの会議に参加 20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流 バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談 21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング #
by aozorafoundation
| 2011-04-27 10:10
| 東日本大震災
20日(水)
陸前高田市の市会議員、菅野広紀さんの案内で陸前高田を見て回りました。 大槌町と同じように、こんな山のところまで津波が??という状態です。 陸前高田市の平野は広く、山から下ってきたところが、壊滅的で、再び心が重くなりました。日本酒の酔仙が有名ですが、酔仙のタンクが転がっています。 菅野さんから市役所の前で話を伺います。 菅野さんは消防団員として遺体の捜索やがれきの撤去などされてきましたが、まだまだ片付かないこと。 市役所や社会福祉協議会、教育委員会の建物も流されてしまい、復興するにあたり、地元の人員が足りないこと。ボランティアを受け入れようにも、受け皿が作れないこと。皆が被災した状況で、地元の意見をまとめていくことの難しさ。 農地が海水につかり、砂が入り、このままでは耕作が難しいこと。 産業は養殖業者のウェートが大きいが、施設がすべて流されてしまったこと。 菅野さんはがれきに添えられた花を見つめ 「ようやく、花を添える余裕が出てきたのだなぁ」 とつぶやかれました。 菅野さんと避難所になっていた市民体育館を歩きました。 津波で壁が壊れ、時計が津波の時間で止まっています。 床は砂でおおわれています。 床にマットがひかれていました。遺体を安置するためのマットだったそうです。 山手に新しく社会福祉協議会のプレハブが建てられていました。 他府県から来られた社会福祉協議会の方たちが指揮をとって作業にあたっておられました。 午後は、菅野さんと別れ バイオディーゼルアドベンチャーの方たちと共に下矢作のコミュニティセンターを訪れました。 バイオディーゼルアドベンチャーの方たちは、BDF精製機を車に積んで世界一周した方たちですが、昨年、あおぞら財団に来られたこともあります。 地震の際、花巻にいたことから、燃料がない時期から、支援物資を被災地に届ける活動を続けておられ、現在は、避難所を巡り、必要とされている事柄を聞きながら、物資の支援や作業ボランティアをされています。 下矢作の避難所で欲しいものはとの問いに 「足りています」とのこと。 もうすこし、丁寧に避難生活のことをお伺いしていると出てきた言葉が 「みんなで卵がけご飯が食べたい」とのこと。 「食べ物はここでまとめて作るが、分けるのが大変」 「集落排水の施設が壊れ、下水が流せなくて困っている」 「野菜が食べたい」などなど。 「食事作りのボランティアが来てくれているが、短期間で人が変わるよりも、できれば同じ人が来てくれる方がいい」 「他府県に行ってしまうと、陸前高田の情報が入らないので、この地を離れられない」 「建築制限が出ていて、建て替えも修理もできない。これかの生活の方針が見えない」 という声も聞くことができました。 下矢作には鳥取から炊き出しが来ていました。 2度目だそうです。 前回に「刺身が食べたい」とのことだったので 刺身を持て来たとのこと。 大船渡市の被害状況も見に行きました。 工場地域が被害を受けていました。 冷凍倉庫だと思われる建物からの異臭がひどく、鳥が群がっていました。 夜には、バイオディーゼルアドベンチャーの山田周生さんとお会いしました。 震災直後から、食べ物や支援物資、自転車や靴の配布、大工仕事など、被災者の声を細かく聞きながら、即座に柔軟に活動を休みなく続けてこられた姿に頭が下がります。 この日も遠野の古民家、Sさん宅にお世話になりました。 [全日程] 訪問地と趣旨を記しています [日程] 各日ごとの記事とリンクしています 16日(土) 葛巻町 森と風のがっこう 訪問 17日(日) 岩手県立大学山本克彦先生からヒアリング 岩手県ボランティアセンター訪問 18日(月) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 npo法人 ねおす 活動参加 19日(火) 大槌(町会議員の方) 遠野まごころネットの会議に参加 20日(水) 陸前高田 市会議員の方と合流 バイオディーぜルアドベンチャー 山田周生氏と相談 21日(木) 遠野山・里・暮らしネットワーク 訪問 視察後の打ち合わせ 岩手大学・三宅諭氏(都市計画・村づくり)からヒアリング #
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| 2011-04-27 10:07
| 東日本大震災
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